介護保険制度とは?
40歳以上の方全員が被保険者(保険加入者)となり保険料を負担し、介護が必要と認定されたとき、費用の一部を支払って介護サービスを利用する制度です。
介護サービス利用の手続き
介護保険制度は、被保険者であれば誰でもすぐに介護サービスを受けられるというものではありません。
介護サービスを利用するには、次のような手順を経なければなりません。
1. 要介護認定の申請
お住まいの市町村で要介護認定の申請を行います。
申請を行う方
- ご本人又はご家族
- 居宅介護支援事業者などで申請を代行することもできます。
居宅介護支援について(※蘇生会総合病院サイトへリンクします)
2. 要介護認定を受ける
認定の申請を受理した市町村は、介護を必要とするかどうか、また、どの程度の介護を必要とするかなどの調査を行い、30日以内に認定を通知します。
内容 | |
要支援1 | 日常生活にはほとんど支障はないが、入浴など一部の動作に介助が必要 |
要支援2 | |
要介護1 | 起立や歩行などに不安定さが現れ、入浴や排泄などに一部介助または全介助が必要 |
要介護2 | 自力での起立や歩行が困難。入浴や排泄などに一部介助または全介助が必要 |
要介護3 | 起立や歩行は不可能。入浴や排泄、衣服の着脱などに全介助が必要 |
要介護4 | 介護なしに日常生活を送ることが困難。入浴、排泄、衣服の着脱などに全介助、食事摂取に一部介助が必要 |
要介護5 | 日常生活のほぼすべてにおいて全介助が必要 |
要支援・要介護状態の区分に応じて利用できる介護サービスの利用限度額が決められています。
3. ケアプラン(介護サービス計画)を作成する
どのようなサービスをどれくらい利用するかを決めるため、ケアプランを作成します。
ケアプランは、通常は要介護者の場合は居宅介護支援事業者のケアマネジャー
が作成します。
4. サービスを利用する
ケアプランに合わせて、訪問介護(ホームヘルプサービス)や通所介護(デイサービス)などの介護サービスを利用します。